エコロク
六角形タイプ"エコロク"は、従来の高さ4mmの粒の強度を維持したまま、粒高3.5mmを実現しました。気泡部分を六角形にすることで、粒と粒の隙間が均一になり、シートの表面積あたりの気泡部分が増加。しっかり商品を守ります。
また、粒の高さが低くなったことにより、原料となるポリエチレンの使用量が少なくなる為、地球に優しい環境負荷低減を実現した梱包材となるだけでなく、原料コストの削減につながります。
もちろん、粒の高さが低くなることで、梱包の嵩が減り、輸送コストの削減にも役に立ちます。
さらに、緩衝材として役目を終えた後は廃棄物の減容に役立ち、焼却される場合、酸化物(主にCO,CO2)の発生を約20%削減することが出来ました。
(当社同等製品比)
特長とエアセルマットとの比較
ハニカム構造
緩衝面比較
六角形の粒により、従来のエアセルマット(円形製品)よりも、粒と粒の隙間が均一になり、気泡部分の面積を増やせることになります。より“守る”べき商品との接する面積が増えた製品、六角形が並ぶ「ハニカム」構造の“エコロク”となります。
圧縮試験データ
*100mm × 100mm角にカットしたものを、1mm/minで圧縮した変位時の荷重(N)を測定。 *RS-100は、試験試料名エコロクBに準ずる。
品番対応表
*各種規格サイズ以外のロール品(巻きM数、ロール幅)につきましては、お問い合わせください。
*各種規格サイズ以下のスリットにつきましては、対応可能となっております。お問い合わせください。
ハニカム構造は軽量で強い
蜂の巣というと巣の中の部屋(育房)が六角形というのは、みなさんご存知だと思います。六角形を並べる形で作られた構造のことを、英語で「蜂の巣」という意味の「ハニカム(HoneyComb)」構造と言います。 「ハニカム」は軽量でしっかりした強度があることでも知られ、いろいろな工業製品に使われています。これだけ立派な形の巣を蜂たちは触角を定規や分度器代わりにして見事に作り上げるのです。
なぜわざわざ難しい六角形にするのでしょう?
まず辺の数が多い多角形を敷き詰めるといろんな方向からの力に対して強度が増します。しかし、七角形や八角形以上や円を敷き詰めると隙間が出来てしまい、五角形についても1つの内角が中途半端で隙間が出来ます。三角形にすれば隙間は出来ないが中に円筒形のものが入るのには無駄が多い。四角形だと強度が低くなってしまう。
その点、六角形というのはある不規則な形の平面を埋めるのに最もたくさんの面積を活用できる形(最密充填形)なのです。